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寒蘭の花が咲くのは10月頃から12月頃の間です。寒い時期に咲くので寒蘭という名前がついたそうです。自分が育てている寒蘭は小さい株が多いので,花が咲くまで育つのに時間がかかります。それは仕方がないのですが,去年はもしかしたら咲くかもしれないと思っていたのが3~4鉢ありました。ですが,咲いたのは1鉢だったので期待外れに終わってしまいました。唯一咲いてくれたのは『雪月花』という名前の蘭で,ずっと前に知り合いの方からいただきました。厳密には寒蘭ではなく秋蘭(?)なのかもしれません。詳しいことはわからないので何とも言えませんが,寒蘭と同じような花が咲き同じようにいい香りがします。
春からこの時期にかけて,寒蘭には新しい芽が出ます。株の状態にもよりますが,4月頃から6月頃にかけて新芽が出ることが多いです。
寒蘭がブームだったときには,愛好家の人たちがたくさんいたそうです。自生地では蘭の会が作られ,展示会を開いて美しさを競ったり,特に綺麗な寒蘭には名前を付けたりしていたそうです。今も続いているのかもしれませんが,寒蘭への関心は下火になり育てている人は減っているようです。
展示会は花が咲く秋に開かれることが多いのですが,新芽が出て育つこの時期に,新芽の美しさを競う新芽会をする地域もあったそうです。私が育てている寒蘭にも新芽が育ってきているので,ひとり新芽会をすることにしました。本当の新芽会に参加したことがないので,何をするのか知りません。それで,気になる新芽の写真を撮って一人でのんびり楽しむことにしました。新芽が出ている寒蘭はたくさんあるので,その中から少しだけ載せたいと思います。
私が寒蘭に惹かれるのは,清楚な美しさとでもいうような姿です。花はもちろん,株全体のたたずまいが目立たないけれど凜としていて,ずっと見ていられます。それに,ほのかに漂う香りがあり,何とも言えず幸せな気持ちになります。だから,好きになったのだと思います。
去年は一つだけしか花が咲きませんでした。今年はどうなるか期待と不安が混じっています。暑い夏を乗り越えて,秋には一鉢でも多くの花が見られるように,水やりの頻度や施肥の仕方を考えながらお世話をします。自分で見つけた寒蘭にどんな花が咲くのか,それも大きな楽しみです。もし一鉢でも咲いたら,今度はひとり展示会をするつもりです。
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