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寒蘭について,簡単に説明します。
カンラン(寒蘭、学名:Cymbidium kanran)は、単子葉植物ラン科シュンラン属の1種。本州南部以南の森林内に自生する。東洋ランとして栽培され、野生個体はほとんど見られないほど減少している。
引用元:Wikipedia(2023.07.18)
自生地は,紀伊半島から四国,九州方面の暖かい地域で,静岡県にも自生地があるみたいです。
嬉しいことに,私が住んでいる地域にも自生していて,以前は寒蘭を育てている人が少なくありませんでした。
私は他の人との交流がないので詳しいことはわかりませんが,現在はかなり少なくなっているようです。
そのおかげで,山採りをする人が少なくなって,私でも自生苗を見つけられるようになりました。
私にとっての寒蘭の魅力は,清楚で凜としたたたずまいと優しい香りです。
寒蘭の花を見たことがある人は少ないのではないかと思いますが,実際に花が咲いているところをみると,きらびやかではないけれど静かにたたずむ姿に心惹かれることと思います。
そして,その香りに癒やされることと思います。
ただ,私はそう思うのですが好みは人によって違うので,もし違っていたら申し訳ありません。
寒蘭の花形について,次の説明を見つけました。
寒ランの花は,すべてがほっそりと,すっきりと立ちあがる姿が,その香りとあいまって,麗人の上品な立居ふるまいを連想させる魅力につきるでしょう。
引用元:『NHK趣味の園芸:作業12か月 春ラン・寒ラン』黒崎陽人(日本放送出版協会)
これで寒蘭の魅力がおわかりいただけたのではないでしょうか。
寒蘭のそれぞれの部分には名前がついています。
私は詳しく知らないので上記の引用文献を参考にして,花の主な部分の名前を紹介します。
画像とイラストの両方あるとわかりやすいかなと思ったのですが,画像だけでよかったような気がします。
「内弁」は両方あってもわかりにくくなってしまいました。
「主弁」と「副弁」を「外弁」と言っているのを聞いたことがあります。
名前を表示していない部分もあるのですが,寒蘭の花は3つの「外弁」と2つの「内弁」,そして「舌」からできています。
これらの色や形状,長さや大きさなどの違いで,それぞれに異なる趣の花が生まれます。
山採りの苗が成長してどんな花が咲くのかが楽しみで,だから止められないのだと思います。
(本文終わり)