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ベランダではイチゴやトマトの他に,果樹の苗木も育てています。今,育てているのはブルーベリーと柑橘類です。
柑橘類は,レモンがリスボンとピンクレモネード,ライムがタヒチとメキシカン,そして柚子の5品種です。今回は,柑橘類の状況を記します。
〇 今,育てている柑橘類
(1) レモン・・・リスボン(1株), ピンクレモネード(1株)
(2) ライム・・・タヒチライム(1株), メキシカンライム(1株)
(3) 柚 子・・・大実柚子(1株)
〇 苗木の植え付け
上の4つは,通信販売で接ぎ木苗(小サイズ)を買って,5月8日にスリット鉢(5号)に植えました。
メキシカンライム(右)は,別の通販の店で接ぎ木苗(たぶん1年生)を買って,5月25日に鉢底が取れる果樹用鉢(8号)に植えました。培養土はどの鉢も果樹・柑橘の土です。
〇 リスボンは,一部の葉に白くなっているところがあり,丸くなっている葉もあります。これはたぶん虫の影響だと思います。虫を見つけるために葉を広げたりこすったりするとさわやかな香りがして,これが柑橘の香りなんだなぁといい気持ちになるのですが,虫がいるのは困ります。見つけたら退治するのですが,見逃すことが多いです。
それと,少し前から葉の多くがまだら模様になっています。原因はわかりません。何かの栄養分が不足しているのかもしれないし,虫の影響かもしれません。
〇 ピンクレモネードはまあまあ順調ですが,葉の模様の白い部分が淡いピンク色になったことがあります。ネットで調べても同じような事例を見つけられなかったので,原因はわかりません。肥料を置いて少ししたら白くなったので,もしかしたら肥料不足だったのかもしれません。でも,たまたま元に戻っただけかもしれないので,何とも言えません。
〇 タヒチライムは,葉の表面に透明の膜のようなものが見つかったので,きっとヤツ(ナメクジ)の仕業だと思ったのですが,調べてみるとエカキムシ(ハモグリバエの幼虫?)が這った跡のようです。葉が丸くなっているのもその影響みたいです。変になっている葉の表と裏を一枚一枚観てみると,丸くなった中に小さい虫がいました。それで,申し訳ないけれども手で潰しました。
苗木が送られてきた時に,剪定の説明が入っていました。本当なら鉢に植えた時に剪定をしておくのが良かったみたいですが,何もしていませんでした。それで,枝の誘引をしました。
〇 柚子は小さな実がついていたので,摘果しながら1つ残してしばらく育てていました。ですが,小さい苗木だと負担がかかって生長に良くないらしいので,3cmぐらいになった時に取ってしまいました。苗木が生長するのを待って,大きい実がたくさん収穫できるのを待ちます。
〇 メキシカンライムは何度か虫がつきました。新芽が食べられているのに気づき近くの葉をチェックすると,小さな幼虫を見つけました。また,別の日には鳥の糞のようなものを見つけました。アゲハチョウの幼虫だと思われます。気の毒なのですが,割り箸でつまんで取り除きました。
花が咲くと,とても良い香りが漂います。
これまでのところ,トラブルのほとんどは虫が原因のようです。対策としては,毎日観察して,見つけたらすぐに取り除いています。そうか病やかいよう病などは,今のところ見られません。もし発生してしまったらやっかいなので,肥料(特に窒素分)過多に気をつけるなど,予防に力を入れるつもりです。
(前略)窒素肥料が多いと枝が遅伸びして発病しやすくなるので,適切な施肥に心掛けます。(後略)
引用元:カンキツそうか病について 果樹試験場 近藤知弥
細菌病のため有効な薬剤が少なく、薬剤に頼った防除では不十分なので、防風対策と伝染源除去を徹底する。
引用元:防除ハンドブック,柑橘の病害虫,かいよう病
来年の栽培カレンダーでは,柑橘類の植え替えを3月に予定しています。それまで健康に育ってくれるよう,日々の観察を欠かさないようにしています。今までにも虫の影響と思われるトラブルが見られるので,被害を最小限に抑えられるように気をつけて管理します。
(本文終わり)